ピアサポートは2021年4月から加算・評価対象となりました。
厚労省から発表されている『令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の概要』では、「ピアサポートの専門性について、利用者と同じ目線に立って相談・助言等を行うことにより、本人の自立に向けた意欲の向上や地域生活を続ける上での不安の解消に効果があることを踏まえ、一定の要件を設けた上で、加算により評価する」となっています。 ピアサポートを行うにあたって、ピアサポート研修を受ける必要があります。
ピアサポートとは
ピアサポートとは、精神障がいを持っている人で症状が寛解しているまたは症状が比較的安定している人が、いま現在精神障がいで苦しんでいる人に寄り添い、ロールモデルとなることをいいます。カウンセラーや職員といった立場だけでなく、同じ障がいを持っているからこそ共感できたりサポートできる人が今必要とされています。
ピアサポート研修の概要
研修は3日間に渡り行います。1日目・2日目は基礎研修です。ピアサポートの概要を学びつつ、ピアサポーターとしての資質を高めるべく自己理解のワークを行います。2日目・3日目は専門研修です。実際にひとの課題を聞き、質問を通して解決のヒントを探す練習などを行います。
ピアサポート研修(基礎研修・専門研修) 実施要項
【目的】
障害福祉サービス事業所などで働くまたは働く予定のピアサポーターが、同じ経験をしたピアとしての専門性を活かしながら、サービス利用者に対して就労や自立生活に向けての支援を提供し、健康で継続的に働き続けられるように、基礎研修・専門研修を開催します。
【受講対象】
・障害福祉サービスにおいて、障害当事者としての経験を活かして働いている人、及び働きたいと考えている人(障害の種別は問いません)
・障害福祉サービスの管理者で、障害当事者としての経験をもつ人と一緒に働いている人、及び一緒に働きたいと考えている人
・すべての日程に参加できる方